ウーパールーパーの暑さ対策|お世話の仕方

ウーパールーパーの暑さ対策:お世話編

日本の暑さは人にも生き物にも過酷なものです。

ウーパールーパーを飼うときも、もちろん夏の暑さ対策は必要です。

ここでは、ウーパールーパーの夏のお世話の仕方を紹介していきます。

水温に関する対策は、以下の記事を参考にしてください。

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ウーパールーパーの暑さ対策:水温編

高温によるウーパールーパーの危険性

ウーパールーパーにとって高温の危険性

夏場に水槽内の水温が高温になってしまうと、ウーパールーパーの体調などに大きな悪影響が出てしまいます

ウーパールーパーの暑さ対策を甘くみないで、しっかり対策しましょう。

高温が引き起こす健康リスクと予防策

ウーパールーパーは高温に弱く、長時間高温にさらされると、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。

とくに注意すべき病気は、細菌性の感染症や水質の悪化による皮膚の炎症です。

病気を予防するためにも、定期的な水の交換や、適切な温度管理が欠かせません。

夏場に注意すべき病気とその兆候

夏場は水温が上がりやすく、ウーパールーパーが病気にかかるリスクが高まってしまいます。

細菌性の感染症や皮膚炎、さらには内臓の不調などが発症しやすくなります。

病気の兆候としては、体表の色の変化や、白い斑点、泳ぎ方が不自然になるなどがあげられます。

このような症状が見られた場合、すぐに水質を改善して、必要な対策をすぐにしておきましょう。

暑さによる疲労

暑さによる疲労は、ウーパールーパーにとっても大きな負担となります。

とくに水温が高いと、消化機能が低下し、エサを食べなくなることがあります。

こうした場合、エサを小分けにして与えるか、消化の良いエサを選びましょう。

また、水温が下がる時間帯にエサをあげることで、消化不良を防ぐこともできます。

ウーパールーパーの暑さ対策の基本

ウーパールーパーの暑さ対策の基本

ウーパールーパーを飼うときに、夏の暑さ対策は絶対必要です。

まずはここで、基本的な対策方法を紹介しておきます。

水槽の設置場所を見直そう

水槽の設置場所は、ウーパールーパーの健康に大きく影響します。

夏場は直射日光が当たらない場所を選びましょう。

直射日光が当たると水温が急上昇し、ウーパールーパーにとって危険です。

また、エアコンの風が直接当たる場所も避けるようにしましょう。

風が直接当たると、水温が不安定になり、ウーパールーパーにストレスを与えてしまう可能性があります。

日光を遮るための工夫

日差しを遮るためには、水槽にカーテンやブラインドを使って日光を遮る方法が有効です。

また、断熱シートを水槽の外側に貼ることで、外部からの熱を防ぐこともできます。

さらに、水槽の蓋に反射シートを貼ることで、太陽光を反射し、水温の上昇を防ぐことができます。

室内の温度管理の重要性

室内の温度管理も、ウーパールーパーの暑さ対策には欠かせません。

エアコンを使って室温を適温に保つことが大切です。

理想的な室温は18〜24度ですが、部屋全体の温度が急激に変わらないよう、エアコンの設定温度や使用時間を調整しましょう。

また、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させることで、部屋全体の温度を均一に保つことができます。

その他の暑さ対策

ウーパールーパーのその他の暑さ対策

ここでは、上記で紹介した暑さ対策以外に具体的な対策方法を紹介していきますので参考にしてください。

水の量を増やす

夏になったら、ウーパールーパーの水槽の水量を増やしてあげてください。

水槽自体を大きくしてあげてもいいかもしれません。

水量が少ないと、すぐに水温が上がってしまいます。

ちょっと気を抜くとすぐに高温になってしまうので、夏場はできるだけ水量を増やしてあげましょう。

水槽セット

エアレーションを設置する

もともとエアレーション(ぶくぶくするやつ)を設置していれば問題ありませんが、普段設置していないようであれば、夏場には設置するようにしてください。

酸素は、水温が高くなると水に溶けにくくなる性質があります。

つまり、夏場は水中の酸素濃度が低くなりやすくなってしまうのです。

ウーパールーパーはえら呼吸なので、水中の酸素を取り込みます。
水中の酸素濃度が低くなってしまうと、酸素不足になってしまうので、エアレーションでしっかり酸素を供給してあげましょう。

ウーパールーパーのエアレーション
エアレーション

夏までに体を大きくしておく

ウーパールーパーが十分に成長していて、体が大きくなっていれば、暑さのダメージを比較的受けにくくなります。

しかし、体が小さいともろに影響を受けてしまうので、夏場までにしっかりとエサをあげて体を大きくさせておきましょう。

小さいウーパールーパーを購入するのであれば、できるだけ夏場は避けるようにしてあげると安心ですね。

冷凍アカムシをあげる

ウーパールーパーのエサは固形のエサをあげていると思います。

体力が落ちてしまいやすい夏場には、しっかり栄養を取れるように冷凍アカムシも普段のエサと一緒にあげましょう。

しっかりと体を作ってあげることで、夏の暑さにも負けにくいウーパールーパーにすることもできます。

冷凍赤虫

夏場のお世話の仕方のポイント

ウーパールーパーの夏場のお世話ポイント

ここでは夏場にウーパールーパーをお世話するときのポイントを解説していきます。

頻繁な水換え

夏場は水質が悪化しやすいので、頻繁に水換えをするようにしましょう

水換えのときは、必ずカルキ抜きを使ってウーパールーパーが驚かないように静かに水を注いであげてください。

また、水温が急激に変わらないよう、新しい水は事前に室温に合わせておくこともポイントです。

夏場の水換えの頻度は、通常よりも多めに、週に1〜2回程度を目安に行いましょう。

水槽掃除用スポイト

暑さによるストレスを軽減する方法

ウーパールーパーが暑さでストレスを感じてしまうと、食欲が低下したり、元気に動かなくなったりします。

こうしたウーパールーパーのストレスを軽減するために、水槽内に隠れ家を設置することをおすすめします。

隠れ家があることで、ウーパールーパーは安心感を得られて、少しだけストレスが軽減されます。

また、水流をおさえることも有効です。

水流が強いと、ウーパールーパーにとって過度な刺激となってしまい、ストレスを感じる原因となります。

隠れ家

エサやりのタイミングと注意点

夏場はウーパールーパーの食欲が低下することがあるため、エサやりのタイミングに注意が必要です。

エサは涼しい時間帯、例えば朝や夜にあげるといいでしょう。

エサをあげた後、食べ残しがあればすぐに取り除き、水質の悪化を防ぎます。

また、あげるエサの量も調整し、ウーパールーパーの健康状態に合わせて量を減らすことも考えておいてください。

ウーパールーパーのえさ

まとめ

ここまで、ウーパールーパーの夏のお世話の仕方を紹介してきました。

特にポイントとなる部分は、エアレーションです。

酸素不足になってしまうと、ウーパールーパーの健康状態に直結してしまいます。

できるだけ、過ごしやすい環境になるように、エアレーションをしっかりして、水温対策もバッチリやっておきましょう。