ウーパールーパーはピンク色でかわいらしい生き物ですが、実は他にも種類があります。
金色のウーパールーパーがいたり、真っ黒なウーパールーパーも。
ここでは、ウーパールーパーにはどんな色の種類があり、それぞれどんな特徴をもつのか解説していきます。
また、色の種類ごとの性質の違いや入手難易度なども紹介しているので参考にしてください。
ウーパールーパーの色の種類

ウーパールーパーにはいくつかの種類がいますが、体の作りが大きく変わるわけではなく、色の違いで種類が分かれます。
大きく5種類のウーパールーパーがいるのでそれぞれ詳しく解説していきます。
ウーパールーパーの種類 | 特徴 |
---|---|
リューシスティック | 体がピンク色で目が黒い |
アルビノ | 体がピンク色で目が白や赤 |
ゴールデン | 全身が黄色 |
マーブル | 全身に黒褐色の斑点 |
ブラック | 全身が黒色 |
リューシスティックのウーパールーパー

色 | 体がピンク色で目が黒い |
レア度 | 入手しやすい |
ウーパールーパーといえばこの色!
体はうすいピンク色で、小さく黒い目はかわいらしいですね。
リューシスティックだけでなく、ホワイト黒目とも呼ばれることがあります。
そばかす
また、ウーパールーパーのリューシスティックには、黒いそばかすのようなものが現れることもあります。
最初は何もなかったのに、だんだんとそばかすが現れるので日々の変化も感じられますね。
リューシスティックは入手しやすい
リューシスティックは、とても人気で流通量も多いので、入手しやすく、比較的安価に飼うことができるでしょう。
ホームセンターのペットショップでも入手可能です。
アルビノのウーパールーパー

色 | 体がピンク色で目が白や赤 |
レア度 | 入手しやすい |
黒の色素が欠乏するアルビノは、ウーパールーパーにもあらわれます。
リューシスティックと比べて白に近いピンク色で、目も白っぽいものや赤っぽい色になっています。
個体によっては、目も白いウーパールーパーもいるので完全に白いウーパールーパーもいます。
視力が弱い
アルビノのウーパールーパーは視力が弱い傾向にあります。
餌や他の生き物との見分けがつきにくく、なんでも噛み付いてしまうので共食いにも気をつけましょう。
視力が弱いので餌にも気づかない場合があります。
ピンセットなどで顔の近くに持っていってあげてください。

アルビノは入手しやすい
リーシュスティックよりも流通量は少なくなってしまいますが、それでもアルビノのウーパールーパーは比較的入手しやすい部類に入ります。
ホームセンターのペットショップでは運がよければ出会えるかもしれません。
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ゴールデン

色 | 全身が黄色 |
レア度 | 入手しにくい |
ゴールデンのウーパールーパーは、アルビノの仲間で黄色の色素が強く出たタイプです。
キラキラとラメ模様が入っているように見えるのもゴールデンの特徴の1つです。
ただし、成長するにつれてラメ模様は薄くなってしまいがちですが、個体によっては成長してもラメが消えないものもいるので美しさが際立ちます。
視力が弱い
ゴールデンもアルビノの一種なので、同じように視力が弱い傾向にあります。
餌やりや共食いに気をつけながら飼育してあげてください。
アルビノ種は光に弱いので、直射日光を避けることはもちろん、水槽内にオブジェなどを置いて隠れ家を用意してあげることをおすすめします。

ゴールデンは入手しにくい
ゴールデンは、アルビノの中でもさらに珍しい種類なので、入手が難しくなります。
それにともなって価格も高くなります。
ホームセンターのペットショップで入手することは難しいかもしれません。
両生類専門のペットショップなどを探してみましょう。
マーブル

色 | 全身に黒褐色の斑点 |
レア度 | 入手しにくい |
マーブルのウーパールーパーは、茶色や緑色の体に黒のマダラ模様があるのが特徴です。
迷彩模様のように見えるので、かわいらしいというよりはワイルドなウーパールーパーになります。
大きく成長して、エラもふさふさになるとドラゴンのようにも見えるので、意外と人気の種類です。
模様にも種類がある
模様の色の組み合わせによって、印象が大きく変わるので、1つとして同じウーパールーパーはいません。
あなただけの特別なウーパールーパーになります。
成長するにつれて模様も変わっていくので、変化も楽しめる面白い種類ですね。
マーブルは時期によって入手しやすい
リューシスティックのウーパールーパーが一番人気のため、流通量は少し下がってしまいますので、やや入手しにくい種類です。
しかし、3月〜6月はウーパールーパーが多く流通するので、マーブルも入手しやすくなるでしょう。
ホームセンターのペットショップでも運がよければ出会えます。
ブラック

色 | 全身が黒 |
レア度 | 入手しにくい |
ブラックのウーパールーパーは、名前の通り体の全身が黒色のウーパールーパーです。
幼体のときは、黒さが薄いので「ブルー」と呼ばれることもありますが、成長するにしたがって青さがなくなり黒色が増していきます。
ブラックにも黒さの個体差があり、色の濃さや黒い斑点があるウーパールーパーもいます。
目は真っ黒
他の種類のウーパールーパーは黒目の周りが白かったり、金色だったりしますが、ブラックのウーパールーパーの場合は真っ黒ですので、体も目も全身黒くなります。
ブラックは時期によって入手しやすい
ブラックのウーパールーパーもマーブルと同じように流通量は少なめです。
しかし、ウーパールーパーの流通量が多い3月〜6月は入手しやすくなるでしょう。
ホームセンターのペットショップでも運がよければ出会えるかもしれません。
色や模様によるウーパールーパーの違い

ウーパールーパーの色や模様が、ウーパールーパーの性格や寿命に違いがあるのでしょうか。
また、飼育するときの難しさは変わってくるのでしょうか。
詳しく解説していくので参考にしてください。
性格の違いはあるのか?
ウーパールーパーの色や模様が性格に与える影響はあまりありませんが、種類によっては性格に少しだけ違いが見られることがあります。
たとえば、ゴールデンはおとなしい性格であることが多いようです。
しかし、もともとウーパールーパーの性格は個体差が大きいため、性格を重視する場合は、飼育前にしっかりと観察しましょう。
たくさん動き回るウーパールーパーもいれば、大人しくじっとしているウーパールーパーもいます。
実物を見られる場合は、どんな様子かよく確認してから飼育するようにしましょう。
種類ごとの寿命の違いについて
ウーパールーパーの寿命は、飼育環境や個体の健康状態によって異なりますが、一般的には10年程度生きることができます。
ウーパールーパーの特定の色の種類が他よりも長寿であるという証拠はありませんが、適切なお世話をすれば、どの種類でも長生きさせることはできるでしょう。
ただし、やはりアルビノ種のウーパールーパーはやや寿命が短い傾向にあります。
アルビノやゴールデンを飼育するときは、十分に気をつけながら飼育してください。
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環境適応力と飼育の難易度
ウーパールーパーの飼育の難易度は、種類ごとに少しだけ違いがあります。
たとえば、アルビノやゴールデンは視力は弱く、光に敏感になるので、餌やりの仕方や水槽の環境などに注意が必要です。
餌やりはピンセットで顔付近まで持っていってあげてください。
視力が弱く、動いているものならなんでも噛み付いてしまうので、共食いにも注意しなければなりません。
1匹だけで飼育するか、隠れ家を用意してあげましょう。

それでも比較的飼いやすい生き物なので、初心者でも安心して飼育することができます。
ウーパールーパーの色の種類を選ぶ際のポイント

ウーパールーパーを飼うときに、どの色の種類を選ぶかは悩んでしまいますよね。
一般的なピンク色のリューシスティックにするか、かっこいいマーブルやブラックにするか、珍しいゴールデンやアルビノにするか、悩んでしまいます。
ここでは、初心者におすすめの種類や、飼育環境に応じた選び方、さらには価格や入手難易度などを紹介するので、選ぶときの参考にしてください。
初心者におすすめの色の種類
初心者には、やはりピンク色のリューシスティックがおすすめです。
一般的なウーパールーパーの色の種類で、まずはかわいらしさを堪能してください。
慣れてきたところで、他の色のウーパールーパーを飼育してみれば、リューシスティックとの違いを感じられてさらに楽しめるはずです。
飼育環境に合わせた選び方
ウーパールーパーを選ぶときには、自分の飼育環境に合った種類を選ぶことが大切です。
たとえば、比較的明るい場所で飼育する場合は、光に敏感なアルビノやゴールデンはあまりおすすめしません。
もちろん、そもそも直射日光は避けなければいけませんが、自分の飼育環境を確認しておきましょう。
価格や入手難易度の違い
ウーパールーパーの種類によっては、価格には少し差が出てきます。
一般的なリューシスティックが一番安価にはなりますが、その他の種類はリューシスティックよりも高額になることはよくあります。
とくにゴールデンやマーブルの場合は、色のつき方で価格が変わる場合もあるので、よく確認しておきましょう。
もちろん、価格が高くなるにつれて入手難易度も上がってきます。
まとめ:ウーパールーパーの色の種類は大きく5種類に分けられる

ウーパールーパーは、ピンク色のウーパールーパーだけでなく、さまざまな色の種類のウーパールーパーがいます。
それぞれの色の種類には独自の特徴や魅力があり、選び方次第で飼育の楽しさが大きく広がっていくでしょう。
もし、どの色のウーパールーパーを飼えばいいか迷ったときは、直感を大切にしてみてください。
その子があなたのパートナーです。
飼育するときの難しさは、基本的にはあまり変わらないので、好みだけで選んで大丈夫ですよ。