水槽の底で動かなくなったウパちゃんを見つけたとき、頭が真っ白になりますよね。
この記事を開いた方は、たぶんいま、とてもつらい状況にいると思います。何をすればいいのか分からないまま、検索窓に打ち込んだのではないでしょうか。
まず知っておいてほしいことがあります。ウーパールーパーは、亡くなっていなくても動かなくなることがあります。 低水温や体調不良で仮死のような状態になり、そこから戻ってくることも実際にあります。
ですのでこの記事では、最初に「本当に亡くなっているかどうかの確かめ方」から始めます。そのうえで、もしお別れすることになった場合の手順を、順番に書いていきます。
まず確認|本当に亡くなっているかどうか
動かないからといって、亡くなっているとは限りません。落ち着いて、次の3つを確認してください。
① エラの動き
いちばん分かりやすいのがエラです。ウパちゃんは呼吸のときにエラを小さく動かします。じっと見て、数分待ってください。ごくわずかでも動いていれば生きています。
② 体に触れたときの反応
指で軽く体に触れてみます。ぴくりと動く、身をよじる、わずかでも反応があれば仮死状態の可能性があります。
③ エラの色
生きていればエラには血が通っていて、赤みやピンク色が残っています。全体が白っぽく、灰色がかっていれば、血流が止まっていると考えられます。

水温が低すぎて動きが鈍っているだけということもあります。冬場に水温が10℃を下回ると、ウパちゃんはほとんど動かなくなり、餌も食べません。これは冬眠に近い状態で、亡くなっているわけではありません。
もし水温がかなり低いようなら、急に温めるのではなく、1時間に1℃程度のゆるやかなペースで15℃前後まで戻してみてください。数時間から半日ほどで動き出すことがあります。
夏に動かなくなった場合は、逆の対処が必要です
冬とは反対に、水温が高すぎて動けなくなっていることもあります。むしろ夏場はこちらのほうが多いです。
25℃を超えるとウパちゃんは弱りはじめ、28℃を超えると命に関わります。水温を測って高いようなら、温めてはいけません。冷やします。
ただしここでも急激な変化は禁物です。氷を直接入れるのではなく、凍らせたペットボトルを浮かべる、冷却ファンを回す、エアコンで室温を下げるといった方法で、1時間に1℃程度のペースで20℃前後まで下げてください。あわせてエアレーションを強めます。高水温では水中の酸素が減っているためです。
判断がつかないときは、あわてなくて大丈夫
いちばん怖いのは、まだ生きているのにお別れの手続きを進めてしまうことだと思います。
確認しても分からないときは、水温を適温に戻したうえで、半日から1日はそのまま様子を見てください。 冷暗所に水ごと置いておけば、その間に体が傷むことはありません。
亡くなっている場合は、時間が経つと体がこわばってきたり、白く濁ってきたりします。逆に、その変化がなければ生きている可能性が残っています。焦って決めなくて大丈夫です。
亡くなっていた場合|最初にすること
確認して、やはり息を引き取っていた場合。
つらい作業ですが、傷みが進む前に安置してあげる必要があります。ウーパールーパーの体は水分が多く、常温では思ったより早く傷んでしまいます。
安置の手順
1. 水槽からそっと取り出す(網ではなく手ですくうほうが体を傷めません)
2. 濡らしたキッチンペーパーやガーゼで全身を包む(乾燥を防ぐため)
3. ラップで包むか、密閉できる袋に入れる
4. 冷蔵庫の野菜室など、冷たい場所に安置する
冷凍庫には入れないでください。凍らせると体の組織が壊れてしまい、あとで火葬や埋葬をするときに状態が悪くなります。
この状態で1〜2日は保てます。その間に、どうお別れするかを決めてください。あわてて決める必要はありませんが、あまり長くは置けないということだけ覚えておいてください。
お別れの方法①|土に還す
いちばん多く選ばれている方法です。
自宅の庭やプランターに埋めます。深さは30cm以上を目安にしてください。浅いと、雨で土が流れたり、他の動物に掘り返されたりすることがあります。
土に還りやすくするために、ペーパーやラップは外して埋めてあげてください。ビニールや金属のものは一緒に入れないようにします。
プランターに埋める場合は、深さのある大きめのものを選んでください。上に花を植える方も多いです。
ひとつ注意があります。公園や河川敷、山林など、自分の所有地でない場所に埋めることはできません。 法律上、これは不法投棄にあたります。庭がない場合は、次の方法を検討してください。

お別れの方法②|ペット火葬に依頼する
小さな生き物でも、火葬を受け付けてくれる業者があります。
合同火葬は、他のペットと一緒に火葬し、共同墓地に供養してもらう形です。費用を抑えられます。
個別火葬は、単独で火葬してお骨を返してもらう形です。骨壺に入れて手元に置いておくことができます。ウーパールーパーのサイズだとお骨はごくわずかですが、それでも形が残ることに救われる方もいます。
「ペット火葬 ◯◯市」で検索すると、地域の業者が見つかります。申し込む前に、両生類や小動物に対応しているかを電話で確認してください。 犬猫のみという業者もあります。
移動火葬車で自宅まで来てくれるところもあります。
お別れの方法③|自治体のルールに従う
自治体によっては、ペットの遺体を一般廃棄物として引き取ってくれます。
こう書くと冷たく感じられるかもしれません。ただ、これは法律上まったく問題のない方法ですし、庭がなく、火葬も難しい状況の方にとっては現実的な選択肢です。
自治体によって扱いが違うので、お住まいの市区町村のホームページか、清掃事務所に確認してみてください。専用の窓口を設けている自治体もあります。
どの方法を選んでも、その子を大切に思っていた気持ちは変わりません。 状況に合った方法を選んでいいと思います。
これだけはやめてほしいこと
ひとつだけ、避けてほしい方法があります。
川や池、海に流すことです。
気持ちとしては「水に還してあげたい」と思うかもしれません。実際そう考える方は少なくないようです。でも、これは避けてください。
理由は生態系への影響です。飼育されていた個体が、外部の水系にはいない細菌や真菌を持っている可能性があります。それが野生の生き物に広がってしまうことがあるんです。
ウーパールーパー自身が、野生では絶滅の危機にある生き物です。だからこそ、他の生き物の環境を守ることも、この子たちへの向き合い方のひとつなのだと思います。
気持ちの整理について
ここからは手順ではなく、気持ちの話です。
ウーパールーパーを亡くしたとき、「たかが魚みたいな生き物で、こんなに落ち込むなんて」と自分を責めてしまう方がいます。まわりに言っても、なかなか分かってもらえないこともあります。
でも、毎日水槽をのぞいて、餌をあげて、水を換えて、体調を気にかけてきた時間は本物です。悲しいと感じるのは、それだけ大切にしていたということだと思います。
「あのとき水換えをしていれば」「もっと早く気づいていれば」と考えてしまうこともあると思います。
わたしも一度、夏に見送ったことがあります。前の晩まで普通に餌を食べていたのに、朝カーテンを開けたら水槽の底で動かなくなっていました。水温計は27℃を指していて、前日エアコンを切って出かけたことをすぐに思い出しました。しばらくのあいだ、その水槽を片付けられませんでした。
ただ、ウーパールーパーは体調を崩していても表情に出ません。気づけなかったことは、あなたの落ち度ではありません。 調べて、悩んで、できることをしてきたはずです。

無理に元気になろうとしなくて大丈夫です。時間がかかっても構いません。
よくある質問
- 冬に動かなくなりました。死んでしまったのでしょうか?
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水温を確認してください。10℃を下回っていると、ウパちゃんはほとんど動かなくなります。これは冬眠に近い状態で、亡くなっているわけではありません。エラがわずかに動いていたり、触れて反応があれば生きています。急に温めず、1時間に1℃程度のゆるやかなペースで15℃前後まで戻してあげてください。
- すぐに埋葬できません。どのくらい待てますか?
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濡らしたペーパーで包んで密閉し、冷蔵庫の野菜室に安置すれば1〜2日は保てます。ただし冷凍はしないでください。組織が壊れてしまいます。すぐに動けない場合は、まず安置だけしておいて、落ち着いてから方法を決めてください。
- 同じ水槽で他の子も飼っています。何をすればいいですか?
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まず水を1/3ほど換えて、水温を確認してください。病気で亡くなった場合、残った子にも同じ条件がかかっています。数日は毎日、エラの色・体表・食欲・動き方を見てあげてください。白いものが付いていたり食欲が落ちていれば、早めに手を打てます。可能であれば、しばらく餌を控えめにして負担を減らすのも有効です。
- 水槽や道具はどうすればいいですか?
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もし病気で亡くなった場合、水槽や器具に菌が残っている可能性があります。次の子を迎える予定があるなら、水槽・砂利・器具をよく洗い、しっかり乾燥させてください。すぐに次を考えられない場合は、無理に片付けなくても大丈夫です。気持ちが落ち着いてからで構いません。
まとめ
- 動かなくても亡くなっているとは限りません。エラの動き・触れたときの反応・エラの色を確認する
- 水温が原因のことがあります。冬は低すぎ、夏は高すぎ。それぞれ対処が逆になります
- 判断がつかないときは、適温に戻して半日〜1日様子を見て構いません
- 亡くなっていた場合は、濡らしたペーパーで包んで冷蔵(冷凍はしない)
- お別れの方法は土に還す・ペット火葬・自治体に相談の3つ。庭がなければ火葬か自治体へ
- 公共の場所への埋葬と、川や池に流すことは避けてください
- どの方法を選んでも、大切に思っていた気持ちは変わりません
つらいときに、こうした手順を調べるのは大変だったと思います。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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